誕生石 Birthstone
オパール
遊色効果(プレー・オブ・カラー)をもつ宝石です。遊色効果とは、斑(ふ)と呼ばれる様々の色調の光が石の表面に現れる効果の事で、石表面の反射光と内部からの反射光が重なって現れる光の干渉から生まれます。見る角度によって赤・緑・青色などの色をした斑(ふ)が現れます。
産地
【オーストラリア産】
ブラックオパール
ボディーカラー(地色)が濃青色、暗緑色、灰色、黒色。
ホワイトオパール
ボディーカラーが乳白色。オーストラリアオパールとも呼ばれます。
ボルダーオパール
褐鉄鋼(母岩)が底部についたオパール。
【メキシコ産】
ファイヤーオパール
ボディーカラーがオレンジ色、赤色。
ウォーターオパール
ボディーカラーが無色。
品質
斑の出方が評価のポイントとなります。赤・緑・オレンジ・青色などの斑を示すオパールが高く評価されますが、
特に赤色と緑色の斑が同時に現れるブラックオパールやファイヤーオパールは非常に高価です。
お手入れ方法
オパールは、「非結晶」と言ってガラスと同じような構造を持っています。
そのため衝撃に非常に弱く、取り扱いには注意が必要です。他の宝石と一緒にすることは避けましょう。
モース硬度は5.5-6.5です。オパールは、真珠、ひすい、アメジストなどと共に
特に日本人に好まれている宝石で、リング以外着物の帯留めにも使われることが多いようです。
なお、比較的透明度の高いメキシコオパールは夕方から夜にかけて、
遊色効果が少し弱いブラックオパールは昼間に向くと言われています。