誕生石 Birthstone
ルビー
コランダムという鉱物の中で、赤色の物をルビーと呼び、それ以外の色の物をすべてサファイアと呼びます。良質のルビーの産出量は極めて少なく、2カラットを超える良質のルビーは希少価値を持っています。コランダムは硬度が9と、ダイヤモンドに次ぐ硬さをもっています。北原白秋が「蛇宗門」の中でルビーを血に喩えたように、最も美しいとされてきたのが「鳩血色(ピジョン・ブラッド)」という色です。
産地
ミャンマー、タイ、スリランカ、ケニア。
品質
ルビーの色は、純粋な赤色から紫がかった赤色、帯黒赤色、ややオレンジがかった赤色のものまで多岐にわたります。その中でも、燃え盛る炎のような赤色で、透明度が高く輝きの良いルビーが最良質とされています。ルビーの赤い色は結晶中の酸化クロムのためで、ミャンマー産のルビーが美しいのは、この酸化クロムの含有量と純度が高いからです。