誕生石 Birthstone
トパーズ
トパーズは黄色宝石を代表する宝石ですが、その他にもシェリー酒色、オレンジ色、ピンク色系があります。また、トパーズには青色をしたものがありますが、天然トパーズの青色は非常に薄く、濃青色のものは処理を施したトパーズです。トパーズは夜になると光を発する為、古代人にとっては神秘的な印象を与えていましたが、この光を発するという性質は、この石の採取には大変役立ちました。古代エジプト人は、この夜行性を利用して、夜になると鉱山に出かけ、光を発している場所を見つけるとそこに目印を付け、昼間そこに行って容易にトパーズを掘り出したといわれています。かつては日本でも産出し、現在ニューヨーク博物館にある1463カラットの世界一美しいといわれている水色のトパーズは、岐阜県から産出されたものです。今日では、黄水晶をトパーズと称しているところがほとんどです。
産地
スリランカ、ブラジルなど。
性質
硬度は8と高いのですが、ある一定方向にへき開性があり、割れやすい性質があります。
衝撃を与えないよう、取り扱いには注意しましょう。
品質
トパーズの中でも、黄色に少し赤味の入ったシェリー酒色のものが
もっとも美しいとされ、高く評価されています。