セイコー AGS 自動巻き発電 cal-5J21|分解具体例

分解・修理の様子 Disassembly/repair

STEP1

オーバーホールの依頼

完全不動の状態での、修理依頼オーバーホール。セイコーの自動巻き発電で有名な5J系の時計です。発電しながらキャパシタに充電します。動かさないで置いておくとスリープ機能が働き時計の駆動を休止して電池の消耗を防ぎます。再度動かすと回路内の記憶されている時間に復帰する機能が付いています。

STEP2

ムーブメントの確認

ドルチェなどの中級品位上に使われているムーブメントです。完全に放電状態になっていました。いくらローターを回転させても電池電圧がアップしません。キャパシタの交換が必要です。ローターをはずします。

STEP3

ローターの確認

発電用ローターは異常なし。特別な傷みは見受けられませんでした。キャパシタの押さえをはずします。

STEP4

キャパシタの確認

キャパシタ(充電池)の液漏れなどはありませんでした。完全に放電状態です。電圧なし。

STEP5

特殊なリード板

特殊なリード板が溶接されこの機械専用に作られています。他の機種とか他メーカーのムーブには使用できません。

STEP6

動力供給部分を外す

動きの元になる動力供給部分ははずしました。

STEP7

押さえを外す

押さえをはずします。

STEP8

電気回路を外す

電気回路をはずしました。

STEP9

異常なし

輪列(ギアトレイン)には異常なしです。発電用のローターは油切れのため動きが弱いように見受けられました。洗浄組み立て後新しいキャパシタを入れて正常に動きました。電流や発電の様子を見て、異常は見受けられませんでした。正確に動いています。

参考修理料金 2007/09/01現在

分解調整基本料金(クオーツ特殊Dランク)

¥16,000

合計金額

¥16,000(税込み)

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