ロレックス デイトナ 自動巻きクロノグラフ cal4130|分解具体例

分解・修理の様子 Disassembly/repair

STEP1

分解掃除のご依頼

ムーブキャリバー4130を使用。長期使用からの時間誤差が大きなため分解掃除のご依頼。

STEP2

裏フタを開け内部の確認

裏フタを開け内部の確認をします。自動巻き部分の巻き上げが重いようです。

STEP3

輪列(ギアトレイン)の状態を確認

ムーブメント取り出し、針や文字盤を外し文字盤裏側の輪列(ギアトレイン)の様子を見ます。どこにも異常な個所はありませんでした。

STEP4

cal4130の内部画像

4030よりもシンプルなつくりに変更されています。レバーなども折れにくい形に改良されています。

STEP5

自動巻き部のユニットの取り出し

自動巻きローターの留めネジ3本を緩めローターを外します。自動巻き部のユニットを取り出します。故障率の少ない構造に改良されていますね。

STEP6

痛みの有無を確認

全体に痛んだ歯車などは見当たらず、丁寧な使用が時計内部に表れていますね。故障もあまり発生しない時計の扱い方のお客様のようです。

STEP7

細部にわたって検査

クロノグラフ機構のハート型のカムにも汚れは発生していませんが、細部にわたって検査をします。

STEP8

部品の交換の有無を確認

洗浄・再注油で部品の交換は必要なさそうです。

STEP9

輪列(ギアトレイン)の状態をチェック

輪列(ギアトレイン)の様子。油の汚れが少し見受けられます。他社の時計などにも取り入れられている故障しにくい構造になっていると思います。油の粘りが大きくなってくると時間の誤差が大きくなってきます。クリーニングと再注油のみで時間の不規則なのは治るようです。

STEP10

修理完了

自動巻きユニットの内部は従来の赤い切り替え車2個のロレックス特有の機能です。故障率も非常に少ないため定期メンテナンスさえを怠らなければ部品の故障は発生しない構造になっています。この時計をお持ちの方は定期点検をぜひ行ってください。修理料金も安く済みます。

参考修理料金 2017/09/01現在

分解調整基本料金(外国製・機械式特殊・クラスB) ¥55,000
合計金額 ¥55,000(税込み)
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