K18WGのメッシュベルトのサイズを大きくする加工と分解掃除の依頼です。
分解・修理の様子 Disassembly/repair
STEP1
加工と分解掃除の依頼
STEP2
状態の確認
ケース全体には大切に扱っておられたようであまり傷もついていなく汗や水の入った後もあまり見えなくきれいな状態でした。リュウズ部分からの水分の侵入が少しあり、巻き芯が少しさびていた程度です。先に、巻き芯の錆を落として磨いておきます。
STEP3
ムーブメントの分解洗浄
全体に油が乾燥しているくらいでこれといった不良個所はありません。ムーブメントは定期の分解洗浄のみで大丈夫なようです。
STEP4
ブレスの加工
ブレスの加工作業に入ります。まず取り付け金具の切断。切り取った部品を使用しますので慎重にカットします。ここからの作業は宝飾リフォームと同等の作業になります。
STEP5
溶接
カットした部分に必要な長さの板（可動式を別作）を入れて溶接をします。
STEP6
表面の仕上げ
溶接（ロー付け）が終わって表面の仕上げに入ります。板の部分が可動式になっているため装用感は板を直に溶接したときより良くなります。
STEP7
細かな仕上げ
手作業で止め金具と同様な細かな仕上げをしました。時計の内部の仕上げと同じように細かなところまで仕上げていきます。
STEP8
輪列（ギアトレイン）の検査
ムーブメントの輪列（ギアトレイン）です。香箱がひどく汚れているのが見受けられます。
STEP9
修理完了
綺麗に洗浄仕上げが終りました。針を取り付けたムーブメントを組み込んで修理完了。
参考修理料金 2017/09/01現在
| 分解調整基本料金（外国製・クラスA・機械式特殊)基本料金 | ￥48,000 |
|---|---|
| Ｋ18ＷＧブレス加工（18ＷＧ材料約20ｇ使用）
※金相場によりブレス加工代金は変動します。 |
￥180,000 |
| 合計金額 | ￥228,000（税込み） |
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